Minit-Houseの構造
Minit-Houseは基本的に平屋ですが、平屋の特徴として構造荷重が軽く、基礎に余分な負担をかけないという特徴があります。
基礎の配筋や本数についても、一般的な二階建構造の住宅と同じ仕様となっています。つまり、しっかりとした基礎に対してその荷重負担が2分の1で済むという特徴があります。
ちなみに、この画像の物件はすべてD13という鉄筋を使用しています。通常であれば、二階建でも縦筋D10@300で十分なのですが、さらに太い鉄筋の使用より強固な基礎を形成しています。
「 小さないえ 」 は柱スパンが短いため、特に非常に強い横架材強度を保つことができます。その分、無駄に構造材を多くしたり太くしたりする必要も無い為、経済的で高強度という相反する条件を満たしてくれます。
わかりやすく例えると、長い割りばしを折るのは簡単ですが、短い割りばしは折れにくい・・
耐震構造を高めるという点では、住宅を軽くするというのが基本です。例えば、近い将来起こるであろうといわれる大地震が来たときも、平屋ですので、二階の家具や構造物でつぶれてしまう・・・という心理的不安もなくなりますよね。
Minit-houseはハイブリッド構造を採用しています。一般的にレイアウトの自由度が高い在来木造構造と、耐震性に強い2×4住宅の特徴でもある面材使用の構造を併せ持つ工法を標準化しています。断熱性を高めるために、あえて筋交いを設けず、さらに2×4よりも太い柱材+面材をサンドイッチ化させることで、その強度を高めることに成功しています。
しかし、耐震性の強さは全く売りにしていません。何故なら、それは建築基準法で当たり前に定められている事であり、自動車販売に例えると「わが社の車にはタイヤが4本ついているんです!」と普通を誇張しているに過ぎないのです。